キノフロ基本知識

そもそもキノフロとは?

「キノフロ」は会社名でブランド名ではありません。
ですので「キノフロくださいっ!」と言われても当社ではどうしようもありません。
「ディーバライト」や「4ft4BANK」と言っていただければ、
もちろん喜んで販売させていただきます。
キノフロ社はアメリカ合衆国に本社があり、主に撮影用の蛍光灯ライトを
製造しています。
ハリウッドなどの映画撮影向けの蛍光灯ライトからスタートし、
今年(2008年)20周年を迎えました。
弊社はキノフロ社の正規輸入元になります。
現在では北米に限らず、ヨーロッパや南米、アフリカそしてアジア各国と
世界中の撮影現場で多くのキノフロ製品が使用されています。
日本でも業界によっては「蛍光灯=キノフロ」というように
捉えていただいているところもあり、非常にありがたいことです。

どんなところで使われているの?
 
多くは映画・CM・ビデオ・写真撮影などの現場で使われています。
電気容量の低さや機動性の高さを利用して、スタジオ内に止まらず、
屋外ロケやインタビューなどの現場でも多く使われています。
また、演色性の良さが評価され、大手デジタルカメラメーカーや
印刷会社の色評価用にも使われています。

どんなところに納めているの?

照明機材や撮影機材のレンタル会社、レンタルスタジオでは多くの
キノフロ製品が活躍しています。
そしてテレビ局及び制作会社・照明会社。さらにフリーのライトマンで
カメラマンの方、個人所有している方もいらっしゃいます。
また大学や専門学校の映画学科や映像学科などでも教材として使われるほか、
理美容の学校でも使用されています。
そのほか結婚式場や美容室、大手家電メーカー・デジタルカメラメーカー・
フィルムメーカー・印刷会社・出版社・美術館などに納めています。


蛍光灯について

蛍光灯のメリットとは?

環境問題や省エネが世界中で叫ばれる中、蛍光灯はとても地球にやさしい
照明機材なのです。
①消費電力が非常に少ない。
省エネルギーで環境にやさしいのはもちろん、オフィスや家庭のコンセント
からも電源がとれるのは大きなメリットです。
②蛍光ランプは寿命も非常に長い。
ランニングコストが押さえられてとても経済的です。
③発熱量が少ない。
被写体に照明による暑さ(ストレス)を感じさせないですし、
暑さ対策の強力な空調も必要なくなります。

そして広い面から放たれる光は広がりが大きく影をやわらかくします。
それほど照明の知識がなくても扱い易い機材です。

また、ストロボとの違いは定常光であるということ。
仕上がりを確認しながら撮影が行えます。

  
あえてデメリットとは?

蛍光灯を点灯させるためには必ず安定器(バラスト)が必要になるため、
バラスト一体型の場合は灯体が重く、大きくなる傾向があります。
また、別置きの場合はセッティングまでに1アクション増えることになります。
キノフロ社ではその点も考慮し、できるだけ軽い素材を使用するとともに、
灯数・長さのラインナップを増やし、必要に応じた機材を選択して
いただけるよう務めています。

近年ではスポットタイプの蛍光灯を希望されるお客様も多くなっています。
キノフロ社でも特殊なリフレクターを使用して、よりスポット的な
灯具も発売していますが、やはりハロゲンライトやHMIライトの
カッタースポットのような『キレ』までは難しい状況です。
そこまでの明かりを求めるのであれば、蛍光灯はおすすめできません。


キノフロ蛍光灯の特長

キノフロ蛍光灯は何が違うの?

撮影用の照明機材はキノフロ社以外でも国内外のメーカーで多く
販売されています。その中で(価格が高いにも関わらず)なぜ選ばれるのか。
それは「グリーンスパイク」が出ない、演色性の高さ、安定した色温度が
あげられます。
通常蛍光灯の光は、人間の眼にはわかりませんがカメラを通すと緑がかった
光に写ります。つまり白いものが薄い緑に写ってしまうのです。
キノフロ社の蛍光灯はこの緑の成分(グリーンスパイク)を極力押さえ、
肉眼で見たものと同じように撮影ができるため、多くの支持をいただいて
いるのです。
もちろんカメラ側での調整やフィルターなどで補正もできますが、
やはり微妙に変わってしまう。だからこそ色評価などの色を重要視する
分野でも使われているのです。


どんな種類があるの?

まずは点灯方式の違いから。ディーバライトやイメージシリーズのように
ACで点灯するタイプとミニフロやカミオのようにDCで点灯する
タイプに分かれます。
ランプサイズも様々。わずか9インチ(約212㎜)のランプから
8ft(約2400㎜)のランプまで長さもいろいろ。
灯体の大きさも標準ラインナップとしては9インチのミニフロから
6ft管を16本使用したブランケットライトまで様々な灯体を
用意しています。
イメージシリーズやパラジップなどはアーム方式でスタジオ等の吊りの
仕様に最適。灯体も頑丈なスチール製です。
反対にディーバやBANK系はセンターマウント方式でスタンド向き。
ローリーポップにより縦・横・斜めが自由自在です。
素材も移動・持ち運びに楽な軽いダンボールプラスチック(ダンプラ)を
使用しています。
使用目的により様々な種類の製品がそろっていますので、
目的に合わせてチョイスできるのもキノフロ製品ならではです。

点灯性が悪いって聞いたけど。

確かに2000年頃までは4BANKバラストやイメージシリーズなどで
「故障した!」と修理に持ち込まれることが多くありました。
原因は、もともと米国120vを中心に100vまで点灯できる基板を
使用していたためでした。100vでは問題ないのですが、
電圧ドロップなどで95v位まで電圧が下がると点灯しないことが
わかりました。
そこで現在では100v用のJPバージョンを製作し、多少の
電圧ドロップでは不点灯にならない基板を使用しています。

また、蛍光灯の性質上ランプが冷えていると安定まで時間がかかる
傾向があります。特に冬などは安定するまで少々お待ちください。

フリッカーは大丈夫?

蛍光灯といえば十数年前まではフリッカー(ちらつき)が出るという理由で
撮影用照明機材には向かないとされていました。
しかし安定器(バラスト)の改良により、フリッカーフリーを実現。
キノフロ社製に限らず撮影用の蛍光灯のほとんどがフリッカーフリーの
安定器を使用しています。
また、現行のバラストであればハイスピードカメラへの対応も
可能です。



ランプについて

40w管なのに75w?

直管タイプのランプは形状が40wタイプは75w、20wタイプは
40wと表示してあります。
キノフロ社の蛍光灯はバラストから40wや20w以上の電流が
流れており、ランプもその出力に耐えられるだけのフィラメント構造に
なっております。
75wという表示は75wまでのワット数(消費電力量)になる程度まで
出力をあげても耐えられる構造である(HOという表示)ことを
示しています。
つまり、40w管というのはあくまでもランプ形状のことであり、
実際には75wまでパワーを出せる特別なランプだということです。
そこでキノフロ社では4ft(フィート)ランプ、2ftランプという
呼び方をしています。※1ft=約30.5㎝、

ランプのカバーはいいですね!

ありがとうございます。直管タイプの15インチ(12vシングル用)から
8ftはカラーランプを含め、セーフティコーティングカバーが
されています。
これは、もしランプが割れたときでも飛散しないようにする役割のほかに
紫外線をカットする役割も果たしています。
従って、美術品の撮影など紫外線をカットしたい撮影の場合は
直管タイプの灯具を選ぶとよいでしょう。

ランプの寿命はどれくらい?

ランプの種類により差はありますが、ランプが点かなくなるまでの寿命は
おおよそ5000時間です。
但し、蛍光ランプは使用していくうちに徐々に照度や色温度がおちて
いきますので、点かなくなるまで使用するよりは、その前に
交換することをおすすめします。
およそ2000時間が目安になるでしょう。
また、使用環境や点灯回数によって寿命は大きく変わります。

一般の灯具でも使える?

4ftランプなどは店舗やオフィスでよく見かける長さのランプですが、
特殊なフィラメントを使用しているため、基本的に点灯はできません。
安定器の出力により点灯することもありますが、本来の照度や演色性を
得ることはできません。
逆にキノフロの灯具に一般用蛍光灯の場合は点灯は可能です。
フリッカーが出ないというメリットはありますが、熱量が多く寿命は
短くなります。もちろんキノフロランプを使用したときとは異なる
光質になります。

撮影用の灯具でも使えない?

ディーバライトは発売当初、オスラム社のスタジオラインを
適合ランプとしておりました。従ってキノコンパクトを使用する
灯具には他社のランプを装着することも可能ですし、逆に
他社の灯具にキノコンパクトを装着することも可能です。
但し、照度や演色効果などは大きく変わってしまう場合が
ありますので、ご注意ください。


こんな使い方もできる

海外でも使えますか?

弊社で輸入しているキノフロ製品は基本的に日本仕様(100v仕様)
なので海外(100v以外の地域)では使用できません。
米国などの120v地域には120v仕様、ヨーロッパなどの
220~250v地域には230v仕様の製品があります。
もちろんダウントランスで100vに落とせば使用は可能です。
但し、「ディーバライト400ユニバーサル」に限り、
電圧を選ばないユニバーサルタイプなので、世界中どこでも
プラグの変換のみで使用できます。

バッテリーで使いたい。

車内やエレベーター内などAC電源の取れないところで
ディーバライトや4ft4BANKを使いたい。この場合は
DC→ACのインバータを使用すれば点灯可能です。
日本のメーカーのもので構いませんが、必ず正弦波のインバータを
ご使用ください。
また、点灯時には安定時よりも多くの電流が流れますので、
容量の大きなインバータをご使用ください。
※ディーバ400Uであれば230w程度。
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