第 7 号
  2002年6月  


    

KINO-FLOってこんな会社!
 皆様に日頃から御愛顧いただいているキノフロ。 今回のKKニュースではそのキノフロ社の OFFICEをご紹介してみようと思います。
キノフロ社は、カリフォルニア州のサンバレーという街にあり、地理的にいうとロサンゼルスの北西約50km程の所に位置します。  会社の周りにはこれといって大きな建物はなく、どちらかというと住宅街の中にポツンとOFFICEがあるといった感じでした。
敷地内には二つの建物があり、一つは営業部門、開発・製造・検査部門、一般事務系と出荷前の商品をストックする為の倉庫が入っていて、 もう一つの建物にはレンタル部門とその機材倉庫、それとランプコーティングをする部門が入っていました。

まず社内に入ってびっくりしたことは、社員個人の部屋が結構たくさんあったという事。 普通日本人的感覚で言うと、 社長室とか役員室というのはあっても、課長室とか係長室って無いですよね。 それが結構有ったのにはびっくりしたし、 個人的にはすごーく羨ましかったです。 役職が付くと部屋ももらえるみたいで、これも小さなアメリカンドリームなのかな〜と感じてしまいました。  でもこういうのは敷地がやたらとデカイから出来る事で、 日本のOFFICEではちょっと無理ですね。

これ以降は写真をまじえてアルバム風に紹介したいと思います。

ここは灯具を組み立てたり灯具に使われる部品を加工したりする場所です。 部品の材質等については常に新しい物、良い物を探して吟味してるらしく、 良い素材が見つかると即それに切替えるそうです。
そのお陰で同時期に発注した機材でも、ロットが違うと若干仕様が違う時があるので、我々としては悩みの種でもあるんです。
ここではランプの寿命や蛍光管内部のガスの状態等を検査しています。
ちょっと見難いんですけど、写真右側の点灯していないランプのソケット部分から内側に約3cmぐらいの所が黒く見えますけど、 実はこの部分黒ではなくて白い蛍光体を剥離し中が見える様、透明になっているのです。
ここで約2年間試験用ランプを点灯させ、フィラメントの過熱部や内部の状態を観察するそうです。
これはバラストの心臓部である電子基板を検査する試験機です。
組み立てられた基板はここで各種試験され、合格した物はバラストや灯体に組み込まれます。

つたない英語で「試験機の写真を撮らせて」とお願いしたのですが女性スタッフにポーズを決められてしまいました。
あ〜っ こんな事だったら学生時代にもっと英語を勉強しとけばよかった・・・
組み立てられた灯体やバラストはここで約3時間ほど点灯試験を行い、特に問題が無ければ梱包されます。
思いのほかこじんまりした所で最終チェックが行われていたので、ちょっとびっくりしました!
写真はDIVA−LITE400
出荷前の灯体やバラストたち。
どこのメーカーさんでもやっている事だと思うけど、在庫管理はすべてコンピューター管理でキノフロの場合 灯体やバラストは在庫数が50台以下になると自動的に100台のオーダーが入る様 システムを組んでるそうです。
ランプの在庫も結構あったのですが、たまに納期が2ヶ月とか3ヶ月かかるのは何故?
開発部門に行ったらありました。
商品名はランプテスター!
球切れのチェックや内部ガスの状態チェックなどに使います。 要するに日本にあるマルチチェッカーの蛍光灯版ってとこですかね。
当社にも来月には入荷する予定です。

※写真はShowBizExpo2002で撮影したものです。
ここはレンタル部門の機材倉庫。 大量のバラストや灯体が在庫してありました。
電源ケーブルをやたらと小さく巻いていたのが印象的でした。
彼がキノフロ社社長のフリーダ氏 
以前は照明技師だったのですが、今では社員80人を抱える会社のトップとなり、アメリカで成功した人の一人です。
彼曰く「私には80人の社員だけではなく、その家族を含めた約300人を養う義務がある」と言う言葉には心を撃たれました。
なかなかいい事言いますね〜
フリーダ氏の部屋には彼が趣味で集めた撮影機材が所狭しと並んでいました。
主にインターネットオークションで購入するんですって。
どれもこれも珍しい品ばかりで、好きな人にはたまらない逸品です。
拡大写真を用意しましたので興味のある方はどうぞご覧下さい。