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HOW TO USE MIMIK120(接続編)

おはようございます。国際照明の営業Kです。

今回のブログでは「NAB SHOW 2023」や「CineGear EXPO2023」でも展示されていたKino Flo社の新製品「MIMIK120」(公式HPはコチラ。https://kinoflo.com/mimik-120/ )についての記事です。
注)今回の記事は長文になります。ご了承ください。

過去のブログ(http://www.kokusai-shomei.com/media/kinoflo_new_products/)でもご紹介したように国際照明にデモ機が入ってきております。社内外問わずたくさんの方から「どうやって接続/制御するのか」というお問い合わせをいただいているので、自分への備忘録という意味も込めて今回は接続方法及び、画面を点灯するまでのHow toを記載しようと思います。

・用意するもの(赤文字は付属品ではないので、ご自身で用意してください)
制御用PC

HDMIケーブル*2(PC⇔モニター間、PC⇔HELIOS間で2本使用)

③LANケーブル(PC→HELIOSに使用)

USB:A→LAN変換(元々LANポートが付いているPCならば不要)

USB:C→HDMI*2分岐(理由は後述しますが、2分岐あると便利です)

10mHDMIケーブル(必要であれば)

モニター(PC1台で制御と映像信号送信をするのであれば推奨します。理由は後述)

⑧MEGAPIXEL HELIOS プロセッサー

⑨HELIOS用LANコネクタ

⑩HELIOS用SDIコネクタ(映像信号をHDMIやDPではなく、SDIで送る場合必要)

⑪MIMIK本体

⑫MIMIK用電源ケーブル

⑬MIMIK用LANケーブル

さて、点数が多いですがこれで最低限MIMIKを使用できる一通りのセットが準備できました。
次のステップはこれらを接続していきます。

 

まずPCにUSB:A→LANの変換を取り付けて、LANケーブルも接続します。

次はこのLANケーブルをHELIOSに接続します。

これでPCからHELIOSへアクセスして、制御できるようになりました。

次はモニターの設定です。PCにUSB:C→HDMI*2の変換を取り付けます。

片方は用意したモニターに接続し、

もう片方はHELIOSへと接続します。(「HDMI」と書かれている場所に接続します。)

これでHELIOSへ映像を流す経路が完成しました。

 

まだまだ続きます。MIMIK本体の準備です。
電源ケーブルを接続します。(もちろんPOWER IN の方に接続します)

続いてLANケーブルを接続し。(MIMIK側はどちらもIN/OUTになるので、どちらの口でもOKです)

LANケーブルをHELIOSに接続する前に、LANコネクタをHELIOSに取り付けます。
(分かりやすいように、1番のポートに取り付けました。)

そのコネクタに、LANケーブル。

これで配線はOKです。肝心のPCの設定に移りましょう。

 

PC及びHELIOSを起動

無事に起動したら左下のWindowsボタンから、「設定」をクリックします。

「設定」→「システム」→「ディスプレイ」の順にクリックします。

そうすると、現在接続されているディスプレイが全て表示されます。

あれ?!ディスプレイが3枚あるぞ??となるのですが、ここが先程「後述します」と記載した場面です。
設定画面上の「識別」というボタンを押すと、画面にそれぞれの番号が数秒表示されるのですが、、

となっており、2番のモニターが見つかりません。
じゃあ2番はどこに行ってしまったのかというと、

ここにいます。そう、HELIOSプロセッサーは内部的には「1つのモニター」としてPCに接続されているのです。
(写真がボケボケになってしまいましたが、この赤四角のあたりに2️⃣と表れています。)
ですが、こんな小さな領域で操作をするのは現実的ではないので3️⃣のサブモニターに画面を複製(2️⃣=3️⃣)して、大きな画面で操作しようと思います。
そのために追加のモニターを推奨します。(映像を流すPCが別にあるのであればこの作業は不要です)

モニターを複製するためには、先程の設定画面から「デスクトップを2と3に複製する」を選択します。
※間違った組み合わせ(1️⃣=2️⃣とか1️⃣=3️⃣)にしてしまうとかえって操作が難しくなります。
HELIOSとサブモニターの組み合わせを確認して設定してください。

無事、2=3の複製が成功しました。(スクショ内の画面配置が2|3となっています。)

ここまで設定できれば、「1️⃣のデスクトップではHELIOSの制御、2️⃣=3️⃣のデスクトップで流す映像を再生」というように、
それぞれの画面を最大限使用できるので快適かつ明瞭になりました!!

 

最後に簡単に映像ではなく、画像をMIMIKに映してみようと思います。
今回お試しでやってみるのはこちら、Kino Floのロゴです。縦横比の関係もあるので、ロゴ部分全体が正常に移れば良しとします。

PCからHELIOSへアクセスします。
ブラウザを立ち上げて、上部の赤四角のURLバーにHELIOSのIPアドレス(ここでは「10.10.100.123」)を入力します。

無事にアクセスできました。こちらがHELIOSの制御画面です。デスクトップ2=3の画面の上に「group 2」と表示されている赤い部分がMIMIKの表示エリアです。
(前回の設定時にgroup 2 としてしまったため、2と表示されています。本来ならばgroup 1になります。)

左側にいくつかの設定項目(「メインメニュー」と呼ぶことにします)があります。
「Input」というボタンをクリックすると映すPC画面の拡大/縮小ができます。

「Mapping」というボタンを押すと、画面上のどこにMIMIKを配置するか(=キャプチャー領域の選択)を設定できます。

今の状態だとただのデスクトップ背景を映しているだけなので、先程のKino Floロゴ画像を全画面で表示させます。

背景の画像が切り替わりました。今回の目的は「Kino Floのロゴ部分全体を映す」なので、今の場所では適切ではありません。
この状態でのMIMIKはこんな具合です。頭が切れてるし、下のメニューバーまで映っちゃっています。

HELIOSの画面に戻りまして、「group 2」という赤四角をクリックすると色が薄くなります。
そしてそのままマウスのドラッグ・アンド・ドロップで左中央に移動させようとすると……

むむむ!?なんだか辺に吸い寄せられてしまいます。
どうやら端に合わせてくれる機能があるようなので、一度左端に寄せて、あとは微調整で位置を合わせます。
左側メニュー「Mapping」をクリック→右側「Psitioning Tools」のY座標をちょこちょこと合わせます。

すると………

文字は切れていますが、今回の目的は「Kino Floのロゴ部分全体を映す」なのでOKとします。
筆者が試した感覚ですと、大きなフォントであればある程度MIMIKに映りますが、小さすぎると文字は潰れてしまうようです。
あくまでも「映像を照明として使う」というコンセプトの器具なので細かな文字は潰れてしまっても仕方ありません。

非常にありがたいことにMIMIKの沢山のお問い合わせ、デモ機依頼などをいただいております!!
皆様の関心があるMIMIKについて、今後もこのような形式で情報をお伝えできれば良いなと考えております。

気になる価格、納期、デモ機に関してはこちらのお問い合わせフォームからどうぞ!もしくはご存知の担当者までご連絡ください。
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それではまた、次の記事にて。

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